30代の肌トラブル

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女性ホルモンの減少にともない肌トラブルが増加

エストロゲンは20代後半から減少

30代後半を過ぎたころから増える肌トラブル。それは女性ホルモン(エストロゲン)の減少が関係しています。エストロゲンは、30代後半から大きく減少しはじめます。
(グラフ:ラ・ミューテ提供)

 

加齢のほか、ストレスも、エストロゲン減少に影響しているといわれます。

 

エストロゲンは「美肌ホルモン」とも呼ばれ、分泌のピークは25歳ころ。20代〜30代は、エストロゲンの分泌が安定した時期です。女性が最も美しく輝くのが、この時期ですね。

 

とはいえ、20代後半にはすでにピークは過ぎていますから、そのころから、お肌の変化を感じる方が多いようです。肌が、“そろそろエイジングケアを始めないと…” という「危機感」を感じ始めるようです。

 

そして30代後半ころからは、エストロゲン減少の影響が出始めます。そして閉経が近づく40代半ばからは低下速度が一段と加速し、閉経後は限りなくゼロに近づきます。こうしてエイジングにともなう様々な肌トラブルが起きるのです。

 

エストロゲンについて、もっと詳しく

エストロゲンは、卵巣の卵子を包む卵胞という袋が、排卵に向けて成長する過程で分泌されます。分泌量が減少するのは、加齢とともに卵胞の数が急激に減って卵巣が委縮するからです。

 

20〜30代のころは、血液中のエストロゲン量が平均100〜300(pg/ml)に達します。生理が不順になる40代半ばのエストロゲン量は、通常50(pg/ml)程度で、これは初潮を迎えた思春期のレベルです。そして閉経で、卵巣が分泌するエストロゲンはほぼゼロになります。

 

エストロゲン(美肌ホルモン)減少の影響

エストロゲンが減少すると、新しい細胞を作り出す表皮の新陳代謝(ターンオーバー)が鈍くなり、表皮が委縮するようになります。

 

また、エストロゲンは、真皮の成分を作り出す線維芽細胞にも影響を及ぼします。そのためエストロゲンが減少すると、コラーゲンも減少し、肌は弾力がなくなります。その結果、いわゆる深いシワ(=表情線)ができてしまいます。

 

さらに、女性ホルモンが減少することによって、男性ホルモンとのバランスが崩れます。女性も体内で男性ホルモンがつくられています。そして男性ホルモンの影響が強くなると、皮脂の分泌量が増えたり、肌荒れしやすくなったり、体毛が濃くなったりするのです。

肌トラブルを引き起こす要因

肌に悪影響を与える外部刺激

私たちの周りには、肌に悪影響を及ぼす様々な刺激があります。

 

例えば活性酸素の影響で、細胞膜の脂質やタンパク質が変質したり、組織を再生する働きを持つ成長ホルモンが減少することによって、皮膚は衰えていきます。

 

また、過度に紫外線にさらされ続けると、真皮の中のコラーゲンやエラスチンが壊され、肌の弾力が失われます。

 

その他にも、加齢によって、皮膚のタンパク質やNMF(天然保湿因子)、細胞間脂質などが減少し、保湿力が衰えて乾燥肌となり、肌のトラブルが起こりやすくなります。

 

このように、女性ホルモンバランスの崩れとともに、外部要因の蓄積によって、肌トラブルが引き起こされるのです。

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