腸内フローラ

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細菌は種類ごとに かたまって棲息している

「腸内フローラ」は、一般に「お花畑」に例えられます。何となく分かる気はするけど、やっぱりよくわからない!

 

そんな方のために「腸内フローラ」を分かりやすく徹底解説!

 

細菌の腸内での様子は「お花畑」に似ている

花畑

「フローラ」というのは、ある一定の地域に生えている植物すべての種類のことです。

 

野山に咲いている草花を思い出してください。植物は、その種類ごとに群生していますね。植物の種類ごとに、かたまって咲き乱れています。

 

腸内の細菌も、これと同じです。私たちの腸の中には、数百種類、100兆個もの細菌が棲息しているといわれています。それらの細菌は、腸内でバラバラに居るわけではありません。細菌の種類ごとに、かたまって棲息しています。

 

例えば、ビフィズス菌にはビフィズス菌のテリトリーがあって、大腸菌には大腸菌のテリトリーがあるといったように、菌の種類ごとにテリトリーあるのです。

 

それを全体として見ると、植物が群生しているように見えます。そういうことから「腸内フローラ」とか「腸内細菌叢」と呼ばれるのです。「叢」というのは、読んで字のごとく「くさむら」ということです。

 

腸内フローラで大切なこと

腸内フローラは、善玉菌と悪玉菌のバランスが大切です。覚えておきたいのは次の2つのことです。

 

腸内フローラは常に変化する

腸内フローラ、つまり腸内細菌の「群生の様子」は、一人ひとり異なります。しかも、腸内細菌は植物と違って動きますから、腸内フローラは常に変化します。

 

食生活や生活習慣が乱れたり、ストレスが溜まったりすると、悪玉菌の数が増えます。悪玉菌が優勢になると、善玉菌の居場所をどんどん侵食してしまいます。雑草が生い茂ると、花が育たなくなり枯れてしまうのと同じです。

 

腸内細菌には、腸内に長く棲みついている「定住菌」と、2〜3日で姿を消してしまう「通過菌」があるとされています。

 

「定住菌」の代表格がビフィズス菌です。「定住菌」は、腸内に長く棲みついているので、腸内で一定の勢力を保っています。そのため、食べ物と一緒に有害な菌が入り込んできても、その数が少なければ簡単に追い出すことができます。しかし、その菌の数が多いと、「定住菌」といえども勢力圏を狭められてしまいます。

 

腸内フローラを形成する「善玉菌群」と「悪玉菌群」が絶えず勢力争いをしています。ですから、腸内フローラというのは「善玉菌群と悪玉筋群の勢力図」と考えてもいいでしょう。その「勢力図」=「腸内フローラ」は常に変化しているのです。

 

相性の良い菌は人それぞれ違う

細菌は群れをつくって腸内に棲みつくので、一定のスペースを必要とします。より広いスペースを確保し、棲みつくことができるのは、その人と相性の良い菌です。

 

実は、この点はとても重要なことです。一般的に良いとされる善玉菌をたくさん摂ったとしても、相性が悪ければ、腸内に留まることができないのです。

 

よく「○○菌が△△億個も入っている」などという乳酸菌入り健康食品を見かけますが、たとえ善玉菌が何十億個、何百億個入っていたとしても、自分との相性がよくなければ、効果はほとんど期待できません。

 

ですから、自分と相性の良い善玉菌を摂ることが大切なのです。

 

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