日和見菌は善玉菌・悪玉菌の優勢な方に味方する

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腸内で多数を占める日和見菌

日和見菌

腸内で最も多いのは、善玉菌でも悪玉菌でもありません。そのどちらにも当てはまらない菌です。

 

それらは、善玉菌・悪玉菌の優勢な方に味方するので「日和見菌」と呼ばれます。人間社会の縮図のような感じですね。

 

「バクテロイデス」「ユウバクテリウム」「嫌気性連鎖球菌」「クロストリジウム」などの嫌気性細菌などを総称して「日和見菌」と呼んでいます。

 

日和見菌は、悪玉菌が繁殖すると悪玉菌になびき、悪玉菌の割合が減少すると大人しくなる性質があります。

 

嫌気性細菌というのは、空気のあるところを嫌う細菌のことで、ビフィズス菌など多くの細菌が嫌気性です。それに対して空気のあるところを好むのが好気性細菌と呼ばれ、大腸菌にこの性質があります。

 

健康な人の腸内には、善玉菌・悪玉菌・日和見菌が、2:1:7 の割合で棲息しているとされています。この割合であれば、悪玉菌が体に害を及ぼすことはありません。

 

ところが、善玉菌が減ったり、悪玉菌が増えたりして、悪玉菌の割合が増加すると、日和見菌が悪玉菌の味方に付きます。

 

日和見菌は優勢な方になびきますから、悪玉菌の割合が善玉菌の割合をわずかに超えるだけで、日和見菌が悪玉菌に同調し、一気に悪玉菌の勢力が拡大するのです。

 

日和見菌の特徴と働き

日和見菌の働きをまとめると、次のような特徴があります。

  1. 基本的には、どっちつかずの最優勢菌
  2. 悪玉菌の繁殖とともに、その動きに同調する
  3. 腸内のバランスが個ずれると、日和見感染の要因になる

 

病気やストレス、老化などによって免疫力が低下すると、本来、無害の日和見菌が病原菌と化し、敗血症、腎炎、膀胱炎などを発症することがあります。これが日和見感染です。

 

日頃から腸内の善玉菌が減少しないように、悪玉菌が増えすぎないように、食生活や生活習慣に気をつけ、腸内細菌のバランスを整えておくことが何よりも大切です。

 

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